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どうか逃げてください
DV


配偶者からの暴力の末…
そんな事件が後を絶たない。

暴力を受け続けた挙句、エスカレートして
ついには殺されてしまった事件。
暴力を受け続けた、いわゆる被害者が、
耐え切れず配偶者を殺してしまい、加害者になってしまった事件。
数え上げるとキリがない。

私もあの時、逃げる決意をしていなかったら、
今頃、これらの事件に名を連ねていたかもしれない。

DVドメスティック・バイオレンス)と定義されるものは、
身体的暴力だけではない。
怒鳴る、無視する、別れるなら自殺する言うような精神的虐待、性的虐待、
生活費をくれないなどの経済的暴力、
外出を制限される社会的隔離、などいろいろな形がある。
実際、身体的暴力を受けた傷は治っても、
精神的虐待で受けた心の傷は、なかなか治らない。


暴力的な行為を行う人(いわゆる加害者)は、
外面のいい人が多いという。
家の中での顔と、外での顔が違う。
実際、私は気が強く、元夫は優しそうに見えるタイプだった。
私が周りの人に元夫からの暴力について相談をし始めた頃、
誰も、(親や妹でさえ)信じてくれなかった。
「あなたらしくない」と。

日常的に暴力を行う人であっても、
いつも暴力的なわけではない。
暴力を行った後は、
異様に優しくなったり、甘えてきたりする。
そのため、暴力を受けている側も、
「本当はこんなに優しい人なのだ」と信じ込もうと努力する。

そして、もっとも危険なことは、
ある事ない事、毎日責められ続けると、
自分が何のとりえもなく、どうしようもない人間であると
自分自身思い込んでしまうことだ。
「あの人がこうなったのは、私のせいだ。」
「あの人には私がついていないと駄目だ。」
自分が悪く、自分が変わらなければ、と思ってしまう。
私は、気が強いし、どちらかというとポジティブな方だと思う。
その私が、「この人からは逃げられない。」と思い込み、
今では信じられない精神状態にあった。

子どもがいる場合、事態はさらに深刻だ。
DVが日常化している家庭が、
子どもの成長にとってよい環境なはずがない。
両親の暴力を見て育った子どもが、
暴力によるコミュニケーションを学習し、
将来人間関係がうまく築けなくなったり、
DVの加害者や被害者になってしまうことも多いそうだ。

ここに挙げたことは、どれも私の体験のみでなく、
ほとんどのDV被害の内容は酷似していて、
DV被害者特有の精神状態だそうだ。

そして悲しいことに、
せっかく加害者から逃げても、自ら戻ってしまう人の多いこと。
またDV加害者は、離婚して別の人と結婚しても、また加害者に、
DV被害者も同じく、また被害者になってしまうケースが多いとのこと。
結局、そういう相手を探しているのだろう。


DV加害者は、いわば病気であって、
本人がそれを認め、治療をしないことには治らない。
今の状態から悪化することはあっても、よくなることはない。
私は、相談員さんからそうはっきり言われた。

DVに関する事件の報道で、
「なぜ、こうなる前に逃げなかったのか?」などと
コメントする人を見かけるけれど、
逃げれないことを私自身よく分かっているつもりだ。

だけど、敢えて言いたい。

もし配偶者からのDVに悩む方が、
この記事を読んでくださっているなら、
勇気を持って、どうか逃げてください
そして、あなたの周りにDVに苦しむ人がいたら、
どうか救いの手を差し伸べてあげてください。

行政はDV被害者を救う動きをしています。
子どもと一緒に逃げることのできるシェルターもあります。
なかには、心無い言葉で追い返されることもあるかもしれません。
だけど根気強く訴えかけてみてください。
必ず理解し、力になってくれる人がいる筈です。
どうか逃げてください
最悪の結果になる前に。


相談窓口の検索ができます。
配偶者からの暴力被害者支援情報









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テーマ:DV ドメスティック・バイオレンス - ジャンル:結婚・家庭生活

【2008/06/16 22:27】 | 離婚/DV | トラックバック(0) | コメント(4)
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お気楽シングルマザーの乳がん闘病記
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プロフィール

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Author:jewel
30台後半♀
5歳の息子ジュニアと二人暮らしのシングルマザー。

2007年10月、右乳房に「しこり」らしきものを発見。
2007年11月、乳がん告知。
2007年12月、乳房温存手術。
2007年12月~2008年4月、抗癌剤(TC療法)治療。
2008年5月~6月、放射線治療。
2009年11月、定期検診にて骨転移発覚。

乳がん告知から日々感じたことを綴っていくプライベート日記。

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